【艦これ小説】時雨が西村艦隊で生き残った時の話を空想で小説にしてみた

その他(日曜日)

初めに

今回は趣向を変えて気が向いてくれたので、

艦これの小説を書く事にしました。

小説を書くのは数年ぶりで何年前か覚えていないレベルなので、

文章がつたないのはご了承頂ければと思います。

なお、非公式なので同人の様な物です。(完全に私の妄想です。)

なるべくキャラ崩壊はさせない様に気を付けてはいますが、

キャラクターのイメージを損なう可能性がありますので、

苦手な方は読まない様にお願いします。

今回は時雨が西村艦隊で生き残った時のお話です。

史実と違う部分がある可能性があり、

登場人物は時雨、扶桑、提督で他の西村艦隊のメンバーは登場しないのもご了承ください。

 

本編

 

眠れない。

僕は時雨。僕達西村艦隊は縁もゆかりもない寄せ集めの艦隊と言われ、

艦隊に編成されるまでは接点もあまりなく、

正直に言うと上手くやっていけるのかな?と思っていた位だ。

「頑張りましょうね。」

扶桑が僕に話掛けてくれた。

「はい。必ず生きて帰りましょう。」

僕はしっかりとした口調で返す。

「えぇ。勿論・・。」

扶桑の口調は張り詰めた空気を含んでいた。

 

 

艦隊出撃。僕が思っていた事は間違いだったと思った。

すごい。

扶桑は敵の艦隊をみるみると轟沈させ、僕がいなくても十分だと思う位には、

鬼気迫る勢いで敵をせん滅していく。

いける!僕達は勝って生きて帰る事が出来る!

そう思っていた。

 

だけど次第に雲行きが怪しくなってくる。

無線が聞こえない。作戦が分からない。

「大丈夫。私達ならいけるわ。そのまま進みましょう。」

同意した。

 

 

それから何が起きたんだろう。

気づいたら敵の艦隊に完全に囲まれている。

10・・100・・・いや、1000か・・?

こんなの無理だ・・勝つ事なんて・・ましてや生きて帰る事さえ・・・

援軍はどうしたんだろう?どうして来ない?

「時雨。私がおとりになる。だから他の子達と一緒に逃げて。」

扶桑が敵をまっすぐとらえたまま、僕に言った。

「嫌だ!扶桑!皆で一緒に逃げよう!」

「時雨・・分かるでしょう?皆で生きて帰るのは無理よ」

その時に見た扶桑の顔はすごく悲しそうだった。

逃げるしか・・ないのか・・!

ごめん扶桑!西村艦隊の皆!僕は・・生きて帰る!

願わくば・・一人でも多く生き残りますように・・・

 

 

「僕・・だけ・・・?他の皆は・・?」

生き残りは君だけだ。と提督の声が聞こえる。

眠れない。

もう何日経っただろう。

生きて帰ってこれただけでも奇跡だ。よく帰ってきてくれた。

そんな事言われても西村艦隊の皆にはもう会えない。

眠れない。

「時雨・・もう少し休まないと体を壊すぞ・・」

眠れない。

「時雨」

何?提督。あぁもう関係ないか・・僕はこの世から・・

「時雨・・これ・・」

提督が何かを僕に見せた。

「えっ・・この髪飾り・・!」

停止していた僕の思考が一気に再生される。

再生されるのは過去の映像。

これは。

 

扶桑がつけていた髪飾りだ。

 

「扶桑が沈んだ周辺の海で見つかったんだ。奇跡だよ。

時雨の事が心配だったんじゃないのか?」

「え・・」

「だって自分の身を犠牲にして、時雨を助けてくれたんだろう?」

あぁ・・そうだ・・そうだったんだ・・

忘れていた・・扶桑の最期の言葉を・・・

そう・・扶桑は・・

 

生きて。

 

そう言っていた・・・

「ふ・・ふ・・そうっ・・」

僕の眼から涙が出て止まらない。

扶桑は最期に生きてと言ったのに今のいままで忘れていて、

あまつさえ僕は自分から・・

「うっ・・あああああん!!」

僕は提督に抱きついて思いっきり泣いてしまった。

それを提督は何を言うでもなく・・ただ見守っていてくれた・・

 

 

 

「提督。行ってきます。」

「ああ。生きて帰ってこい。」

僕は出撃をする。

扶桑の形見の髪飾りをつけて。

扶桑との約束を果たす為に。

今日も生きて帰る為に・・・

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